種まきから野菜の苗を育てる
野菜を育てる際、苗を買ってきて畑に植えてもよいのですが、種まきから苗を育てるのもまた格別です。はじめは品種ごとに推奨された種まき時期に撒くのが良いのですが、栽培を続けていると少し前倒しで苗を育ててみたくなる方は多いと思います。この記事は、そんな方のための記事です。
冬のまだ寒い時期から苗を育てるワケ
2月半ばはまだまだ寒い時期なので、春夏野菜の種まきをおこなうにはまだ早いのですが、一足早く苗を育てはじめます。適期に種を撒くと日程がかなり後ろになってしまうためです。
栽培が前倒しできると、病害虫やその他の理由からもよいですし、収穫時期を長くするために時期をずらして種まきを行うこともできるようになります。
種は生育温度より発芽温度のほうが高いため、発芽さえできればあとは簡易な保温である程度育ちます。
寒い時期でも発芽する体温発芽
濡らしたキッチンペーパーに種を並べ入れます。次に密閉袋に入れ、服のポケットにしのばせて発芽を待つだけです。勝手に体温発芽と名付けました。体温のないお化け以外なら誰にでも簡単にできます。
温度が高いかな、とも思いますが毎年この方法で発芽しています。コツはふんわり包むこと。空気がないと発芽しないみたいです。小さな容器に入れてもいいです。
種が発芽したら育苗器で育てる
下の写真のように発芽してきたら、ポット苗に植え、外気が寒い時期には育苗器で育て、少し暖かくなったら屋外の温室で育てます。
極寒期は育苗器で、少し暖かくなったら温室で育てたのち、屋外の気温が適切になったら(種類にもよりますがトマトやキュウリなどは気温が10度以上になったら)畑に地植えします。私の場合、GWが目安になっています。
種から大きく成長する様は、種の力強さに愛着を感じずにはいられません。ぜひ一緒に種まきから野菜作りを楽しんでみませんか。
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