雑木の庭の照明
庭に照明があると素敵なうえに、防犯にもなりますし、夜遅くても安全に庭の中を通ることができるのでぜひ付けたいですよね。庭に照明を付けようとしたとき、一番最初に考えることは、電気をどこから取るか、ではないでしょうか。
太陽の光を電気に変えるソーラーライトは遠くまで配線する必要がないので、どこへでも設置できる一方、太陽光を利用しているのでソーラーパネルによって電池に貯められる電力が限られるため、肝心な時に点灯しなかったりします。一日中お日様が照らなかった曇りの日には電池に電気が貯められず、早い時間に電池切れしてしまいます。
そこで、ソーラーライトに人がセンサーの前を通過すると照明のスイッチが一定時間ついて明かりがつく人感センサーがついていれば、人がとおるときにだけ点灯するので、夜遅くなっても電池が切れて明かりがつかないなんていうことはないはずです。センサー付きソーラーライトの商品はあるものの、デザインが好みにあったものがないのでDIYで作ってみることにしました。
デザインが素敵なセンサーライトをDIY
大きなライトをつけるより小さなライトをたくさんつけるほうが素敵ですし、道を効果的に照らして間接照明になってくれます。また、暗い部分からいきなりまぶしい光になると目がかすんで良く見えません。まぶしいくらい明るくなるよりは小さいあかりがいくつかあるほうが目が慣れて見やすいです。
また、植物のためにも動物のためにも夜に強い光を放つことは優しくありませんので、小さなライトを採用することにしました。
さて、人感センサーを付けたセンサーライトの完成形が下の写真です。
人がライトの前を通過しようとするとセンサーが感知して三連のライトがつき、しばらくすると消えます。写真だとわかりにくいのですが、道沿いに小さな灯りが3つ点灯しています。
まずは屋外ライトを選びます。選んだのはまるで白熱球のような暖色の光のLED三連ライト。明るさも間接照明にはちょうどいい明るさです。この屋外ライトに人感センサーを組み込みます。
屋外センサーライトをDIYでつくってみる
さて、LED三連ライトに人感センサーを付けていきます。
使用する主な部品と材料は「センサーケースとセンサーモジュール、トランジスタ、抵抗、コード、熱収縮チューブ」です。
屋外ライトに人感センサーを取り付ける
屋外ライトをどのようにセンサーで感知させて屋外ライトを点灯させたいかによってセンサーを付ける位置や数は異なります。
一方向から歩いてくるとセンサが感知して点灯する場合
片側だけにセンサを取り付けるにはこんな感じの回路になります。この場合は一方向から歩いてくるとセンサが感知してライトが点灯します。
センサーに抵抗とトランジスタを取り付けます。トランジスタは通常はセンサーに流れている電気をセンサーが感知したときだけ照明側に切り替えためのスイッチとしてにつかっています。
二方向から歩いてくるとセンサが感知して点灯する場合
でもできれば通路のセンサーって往復路どっちも センサー が欲しいところ。上記の片側の回路をもとに追加してみます。この場合はどちらの方向から歩いてきてもセンサが感知してライトが点灯します。その場合、往路復路それぞれに人感センサーを取り付けます。
まず、通り過ぎると点灯するセンサーライトのどこにセンサーを組み込めばよいか考えます。設置予定の通路には往路復路どちらもありますので二か所にセンサーが必要なことになります。
人感センサーライトを雑木の庭に設置
人感センサーの配線が終わったら、センサー部分をはめ込む穴をあけたケースに防水に注意しておさめます。 余談ですが、トランジスタのかわりにスイッチもつかってみたけど大きくなりケースに収まらなかったので、トランジスタを使用しました。
ライト部分は木製の台をつくって留め置き、人感センサー部分は樹木に取り付けました。
これで遅い時間になっても屋外ライトがつかずに真っ暗ってことはないです。人感センサーの前を通るとライトがつきますので、防犯にもよいです。追加数百円で素敵なセンサーライトが簡単にできてました。好みのライトに同様にセンサーを組み込めば、簡単にセンサーライトに様変わりしてくれます。