冷蔵庫横の極小隙間におさまる収納ラックを手作り

木工作・電気工作

冷蔵庫の横に隙間収納をつくる

キッチンの冷蔵庫横の隙間をぴったり収めたいので、収納ラックをDIYしてつくりました。隙間が90ミリしかないので、例えば30ミリの柱を2本立てたら残るは30ミリ、3センチになってしまい、収納ラックのなかに手を入れることすら難しくなってしまいます。このように一般的な作り方で柱を立てると使用が困難になるような極小隙間だったので、収納ラックの構造に少し工夫が必要でしたが、良い収納ラックになりました。

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隙間収納つくった

収納ラックのおかげで、隙間にゴミが落ちることもなくなり、隙間だったところに天板ができて作業スペースも増え、機能性の高い収納に困る瓶などの収納場所にもなり、さらにキッチンには欠かせない手拭きをかける場所もつけたので、便利なコトこのうえないです。

極小隙間におさまる収納ラックを実現するために

先に書いたように、隙間が9センチしかなく、隙間幅を使って柱を立てるとほとんど収納ができなくなってしまいます。そのため、収納幅が狭くならないよう奥と手前に柱を設置する設計にしてあります。概略だけ示すと下の図のような構造になっています。

背面の板で構造を支えるようにし、極小隙間におさまる収納ラックの前面は手が入れやすいよう、軽く支えるだけの細い柱で支えることとしました。下の図には表示されていませんが、下面にも板がありますので、コの字型で支える構造です。

極小隙間収納
極小隙間収納

極小隙間におさまる収納ラックの構成

完成した極小隙間におさまる収納ラックがこちら。うえで書いた「軽く支えるだけの細い柱」は外に飛び出すようにつくっていますので、手が入れられる幅は90ミリのままで柱によって収納場所や手が入る幅が狭くならないようになっています。

隙間収納は二段の棚になっており、上の段は小物入れになっています。目隠しにループ状のタオルかけを付けて、中身の目隠しも兼ねた手拭き場所になっています。

キッチンの手拭き
キッチンの手拭き

また、下の段は格子状の扉になっています。冷蔵庫の熱を逃がすためにも、軽く仕上げるためにも格子状が一役買っています。中には使用前の飲料のボトルなどを入れてあります。この格子扉のおかげで、デザインも安っぽくならず、中身も隠せて良い雰囲気です。また、使った材料は安価な板なので、木目を隠すようキッチンと同一色のアンティーク塗装にしています。

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余った廃材でつくったので材料費はタダみたいなものですが、デザインと塗装で安い廃材でもシャビーシックな印象になりました。素朴でお気に入りです。冷蔵庫を買っても隙間なくピッタリなんていうことはまずありません。キッチン隙間はあけておくと食材が落下しやすくゴミだらけになってしまいますので、こうして有効活用することによって見た目も良く、役立つ空間に様変わりしてくれたので極小隙間におさまる収納ラックはお気に入りの家具のひとつになりました。

自分でDIYするとこんな小さな隙間にも色やサイズや構造にもこだわって、(しかも安く!)つくれるのが良いところ。

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