はじめての木工作でつくったコンパクトに分解できる組み立てテーブルの手入れ

はじめての木工作でつくったコンパクトに分解できる組み立てテーブルの手入れ木工作・電気工作

初めてつくったテーブル

むかし、木工の魅力に夢中になりはじめたときに手探りでつくった組み立て式のテーブル。高さが低いのでローテーブル、ちゃぶ台といった感じでしょうか。

アメリカのホームセンターで見つけたレッドオークを使ってつくりました。海外のホームセンターは品ぞろえも豊富で、バスタブや暖炉なども売っており、スケールが大きすぎて時間を忘れて歩き回りました。そんななか、手持ちでようやく持って帰れる木材を購入してリュックに突き刺して帰ってきました。当時、検問の方に笑われたのを覚えています。

当時はとても狭い部屋に住んでいましたし引っ越しも多かったので、組み立て式で容易に分解できるよう簡単な木組みでつくってます。はじめてノミをつかって木組みつくった手作り家具なので、思い入れがあります。

傷んだテーブルの天板
傷んだテーブルの天板

そのテーブルの天板がだいぶ傷んできたので手入れをしました。だいぶ手入れをさぼっていたのでかなり傷んできています。ダメージも味があってよいのですが木材自体が傷んでしまうので長持ちさせるための作業を行いました。

分解途中

テーブルはネジやクギを使わず木組みで組んであるだけなので、適度な力で引っ張ると外れて部品ごとに3つのパーツに分解できて、ばらばらになります。工具も使わず簡単に分解できるので引っ越しや必要ないときの収納も困らないとても便利なテーブルです。写真の通り、脚は少し丸みをつけてます。

テーブルの分解後

テーブルの手入れ

紫外線や水のシミなどにより汚れやササクレが出ており、かなり傷んでいたので、表面を少しやすりで削ったあと蜜蝋で拭きました。蜜蝋は木の柔らかい味わいが出ます。また濡れたような面になるので一段色が濃くなります。ただ、ワックスやウレタンなどに比べると被膜が弱いので定期的に手入れをしてやる必要がありますが、手入れをしながら使うのも楽しいです。

テーブルの手入れ
テーブルの手入れ

手入れの結果、趣のある味わいに

手入れをしたら、最初とはちがって見違えるようになりました。いまは突板(木材シート)をつかった家具が多くなっていますが、無垢の家具ならではの手入れですし、手入れをすることで余計に年季の入った深い味わいがでます。

手入れ後のテーブル

木工にあまり慣れてない時につくたので少しガタツキはあるものの、愛着のあるテーブルなので大事にしていきたいです。

レッドオークはブナ科コナラ属の広葉樹で、欧米のオーク材。日本産のオークはホワイトオークで、レッドオークより目が細かく耐久性も高い。木目の雰囲気もレッドオークよりホワイトオークのほうが柔らかい木目の印象で色は名前の通り白っぽい。

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