エダマメは、収穫から時間が経つと徐々に旨味が減っていってしまうので、採れたては甘くて美味しくビックリするほど。ですから、採った直後に茹でて食べられる家庭菜園にはピッタリの野菜といえます。また、枝豆には種類が様々あり、種類によって植える時期や収穫の時期が異なるので、長く楽しむことができます。
種類
エダマメは栽培時期や鞘や豆の見た目から、青豆、茶豆、黒豆の3種類に大きく区別されます。
エダマメの種類を使い分けて時期をずらして種まきをすれば、初夏から秋まで採れたてのエダマメを堪能することができます。
種類 | 種まき時期 | 収穫時期 | 特徴 |
青豆 | 4-5月 | 6-8月 | 豆と鞘が青っぽい、味は爽やかな甘み |
茶豆 | 5-6月 | 7-8月 | 茶色っぽい豆と鞘、味は香ばしい甘み |
黒豆 | 6-7月 | 8-9月 | 黒い豆と茶黒色の鞘、香ばしい甘みとコクのある味 |
栽培方法
種まき・育苗
ひとつのまき穴に2ー3粒の種をまき、芽が出たらそれらの苗を競わせるようにして一緒に育てます。こうすることで生育が旺盛になり、さらに風などにも負けず丈夫に育てることができます。
地温が上がってきたら(目安は気温20度以上)直播がよく育ちますが、地温があがるまではポット苗で育てます。種まき直後に水を与えると種がふやけてしまうので、乾き気味にして育てます。
*寒い時期から苗を育てる場合には、下の記事のように体温発芽を行い育苗器で育てます。
植え付け
一般的にはエダマメには、同じ場所で連続して育てると育ちが悪くなる「連作障害」があるので注意が必要です。(だだし、雑木の庭の畑では雑草と共存しているせいか、土作りのせいか、連作障害は起こりにくいようです。)
直播きでもポット苗でも、植え付けには一か所に2-3株を植え、30cmの間をあけて植えていきます。
わたしは目安として、その苗が育った時の縦横長さのうち大きいほうの長さが30cm以下の場合は30cm間隔、30cm以上の場合は40cm間隔で植えています。野菜の苗を植え付けるときに植え付け間隔をいちいち確認したりしないですよね。ですから、目安としてだいたいソンナもん、と思っています。
栽培・収穫
エダマメは肥料が多いと葉ばかりが茂り実がなりません。わたしの師匠の肥えた土では育ちがよくありませんし、痩せた土のほうが実成りが良いようです。そもそもエダマメは根粒菌を持つ根から栄養分を取るちょっと変わった性質があるのであまり肥料は必要なく、かえって悪影響です。
実が成り出すと水を欲しがりますので、あまり雨が降らないような場合には水を与えます。
栽培記録
2020年:青豆には、時期のはやい「早生枝豆」と、一般的な時期の「湯上り娘」を選択。特に「早生枝豆」は育苗器をつかって3月より種まき開始。茶豆と黒豆は時期をずらしながら畑に直播き。この年は雨期が非常に長かったので、黒豆を植える時期を逃してしまいました。また、雨が少なく乾いた日に水やりを忘れたことがあって弱らせてしまいました。
栽培環境
無農薬、有機栽培、不耕起栽培の環境で育てています。