大木から小木まで、樹木だらけの300坪ほどの広さの庭を手入れする女性が使う道具を紹介します。雑木の庭の手入れや家庭菜園をする際によく使う道具から、時々使う道具、使わなくなった道具を挙げています。力がなくても頼りになる道具や手作りしたアイテムも使ってガシガシ作業しています。
最低限必要な道具
ほとんどの作業は4つの道具があれば足ります。庭の手入れをするには欠かせない必需品で使いやすい場所に置いてあります。
- 剪定ばさみ
- のこぎり
- ゴム手袋
- スコップ
剪定ばさみ
剪定ばさみは細枝を切るために使い、のこぎりは太い枝を切るのに使います。どちらも研いで手入れをしながら使っていますので、あまり買い替えたりはしていません。茂みに落として見失ってしまうことがあるので、派手な見た目に助けられることもあります。
のこぎり
雑木の庭の手入れには、太い木を切ることもあるので、幅の細いのこぎりでは太刀打ちできません。写真のように適度な幅があれば20~40センチほどの太い枝でも切ることができます。こちらも研いで手入れして使っていますが、消耗が激しく錆も出ますので、替え刃式を使用しています。写真でのこぎりの表面が黒くなっているのは、太い枝を切った時に枝に挟まったときの摩耗によるものです。
のちに出てくる電動のものもありますが、やはりパッと取り出してすぐ使える手動のこぎりが一番便利で手軽です。木の上でも足場が悪いところでも安心して使えるのがいいですね。
二度と生えてこないように必要のない樹木を伐採する際には薬剤も一緒に持ち歩いています。
ゴム手袋
厚手のゴム手袋は少々蒸れますが、耐久性もあるので丈夫なゴム手袋を使っています。防水仕様なので、水気がある作業も苦になりませんし、なにより頑丈で、このゴム手袋のおかげで、ムカデやダニなどの害虫に刺されたこともありません。
多くの方がよく使っている軍手より使い心地は悪いものの、ガシガシ作業するには欠かせません。泥だって水だってへっちゃらで、使った後にはドロドロになりますが、水でサッと洗えば元通りです。
スコップ
スコップは小さいものと大きいものをそれぞれ持っています。庭木や苗を植えたり移植作業をしたりするのに使うので、先の尖ったスコップが使いやすいです。大きいスコップの場合、木製の柄のものを以前つかっていたところ、固い土を掘り起こすときに木製の柄が折れてしまったので金属製の柄のものを買うようにしています。
季節的に時々使う道具
いつも使うわけではないけど、ないと困る道具です。数回に一回くらい使います。
- レシプロソー
- ほうき・ちりとり・熊手
- つるはし
レシプロソー
レシプロソーは取り回しがよくて気に入っています。レシプロソーとは刃が電動で往復運動するノコギリです。チェーンソーも持っているのですが、レシプロソーばかり使っています。チェーンソーより扱いも簡単で使い勝手がよくて手入れも楽です。刃の交換も楽ですし軽くて使いやすいと思います。
使っているブラックアンドデッカーの電動ドリルは先端のアタッチメントを変えるとドリルにもレシプロソーにもなるし磨いたり穴を明けたりねじをしめたり様々に使えます。
ほうき・ちりとり・熊手
ほうきは高級なものもありますが、ほうきは消耗品だと思っているので、安いものを買って消耗したら買い替えています。ほうきの先があちこちに落ちるので、ナイロンなどの化学製品性ではなく、少し耐久性は劣りますが天然素材のものを使って土に返るものを選んでいます。
ちりとりは一般的ですが、雑木の庭では落ち葉とんでもなく多いので、一般的な小さいちりとりでは作業がものすごく大変になります。ちりとりは作業しやすいように自分で作った道具を使っています。大容量で作業できるものや、立ったまま使えるちりとりを作り、便利に作業できています。
また、熊手は落ち葉や枝を集めるのに便利です。土や石を避けて集めることができます。ほうきとの使い分けはコンクリートや固い地面の上ではほうき、砂利や土の上では熊手を使っています。
つるはし
つるはしは固い地面の穴掘りなどに活躍する救世主。石は砕くこともできますし、つるはしに引っ掛けて石を掘りあげることもできます。怪力の男性ならスコップで十分かもしれませんが、非力のわたしには必須です。コンクリートの面を砕く「はつり」作業に使ったこともあります。
たまに使うあると便利な道具
一年に数回しか使わないけど、あったら便利な道具です。
- ブロア
落ち葉を空気の力で集める電動の道具です。落ち葉が多い時には助かります - 噴霧器
害虫除去(特に蜂の巣防止につかっています)や薬液散布に使います - 紐
枝を引っ張ったり誘引したりします - 安全帯・ハーネス
木登りして剪定するときには安全のために装着します。高所作業をするなら必須。 - 糸のこぎり
高いところの枝を切るのに便利です。引っ掛けた糸を交互に引っ張ると木に登らなくても枝が切れますが作業は大変です。 - ねじフック
高いところの枝を引き寄せたりするのに使っています。剪定した長い枝の先に取り付けて使えば、好みの長さのフック棒が手軽に作れます。わたしは5mほどの枝の先に取り付けて使っています。
買ったけど使わなくなってしまった道具
残念ながらお蔵入りしそうな道具たちです。手入れが大変だったり、重くて使いにくかったりで使わなくなってしまいました。特にチェーンソーは何度手入れしてもあちこち不調が出ますし、ガソリンを入れたら使い切らなくてはいけなかったり、相当な音も出ますので、まったく使わなくなってしまいました。
- チェーンソー
- 刈り払い機
- 刈り込み鋏
まとめ
庭の手入れに使う道具をあれこれ紹介してみました。選ぶ道具や手入れの状況が違うだけでキツイ作業がサクサクできるようになったりすることも多いと痛感しています。庭の広さや樹木の大きさによって最適な道具を選んでください。