冬の土作り作業
ほとんど何も作っていない冬の畑は、ほぼ更地ですが土作りの作業にはもってこいの時期です。下の写真で茶色く見えるのは落ち葉です。庭の落ち葉を土が見えなくなるくらいまで畑へ大量の落ち葉を捨てます。落ち葉は山盛りに積み上げたり鋤きこんだりはしてません、このまま放置すると春には土になじんでいます。本来なら冬の土作り作業では天地返ししたり、耕したりもするのでしょうが、わたしはやってません。
さらに、落ち葉を捨てる前や後には米ぬかを撒きます。米ぬかは微生物のエサになって、落ち葉の腐食をはやめる効果があります。また、冬にまけば虫もわきませんので、適期です。畑だけではなく庭にも米糠を撒きます。
通年の土作り作業
毎日出る生ごみも定期的に畑に投入。きゃべつの芯、大根の皮、腐った果物、使いきれなくなくてしわしわになった野菜なども埋めています。生ごみがほとんど出ない生活をしているので、燃えるごみの量はとても少ないです。畑が遠くて生ごみがすぐ埋められないという方は、生ごみ処理機を使うのもよいかもしれません。
さらに、魚の骨、カニの殻、ダシ殻など、割となんでも埋めています。。特に、カニの殻はキチン質がとても土によいので、積極的に施しています。カニ殻の肥料が売られているくらいですし、外食で出たカニ殻も持ち帰りたいくらいです。
埋めないようにしているのは、油っぽいもの、塩気のあるもの、土にかえりにくい貝殻や卵の殻。畑でなければ投入してもよいかもしれませんね。また、抜いた雑草も畑に放り投げて捨てていますのでまるでゴミ捨て場のようになっています。
雑木の庭の畑は不耕起栽培
定期的に生ごみを埋めることで多少は耕していることになっているかもしれませんが、基本的には耕さない不耕起栽培です。耕運機で耕し、農薬を撒いて黒マルチを張った雑草の少ない整然とした畑と比較すると見劣りはしますが、土の質としては良いのではないでしょうか。
自然に任せた土作りの結果
雑木の庭に引っ越してきたころ、スコップも刺さらず心が折れそうになるほど固く絶望的だった畑や庭の土が、今ではふかふかになるほど様変わり。スコップを一度突き刺すだけで大小たくさんのミミズくんがお目見えします。何度も言いますが、めんどくさいのでほとんど耕すこともしていまん。ほったらかし。さらに、雑草と共存していますので特定の植物だけを育てていないからかもしれませんが、連作障害にはなったことありません。ちなみに農薬は施したことないし、肥料は植える時に気が向けば米ぬかを与えるくらい。
有機栽培と言えば聞こえはいいけど、究極の手抜き農業まっしぐら。雑草だらけ、落ち葉だらけなので畑のようには見えないし、見た目は悪いけど、よい土になってきていると実感しています。雑草は茂ってしまいますが、マルチをしていないのも土には良いかもしれません。