黒ずんだコンクリートたたきを簡単に掃除

黒ずんだコンクリートたたきを簡単に掃除剪定・手入れ

コンクリートのたたきが黒くなる

コンクリートのたたきを放置しておくと黒っぽくなってきます。黒い主要因はコケなどによるもので、特に日陰部分は放っておくとコケが生育しやすいので黒くなりやすいです。一般的に黒いコンクリートを掃除するのは高圧洗浄機で掃除をする方が多いかもしれませんが、高圧洗浄機は高価ですし、どの家庭でもあるわけじゃないです。ゴシゴシ掃除をしなくても、コンクリートのたたきは簡単に奇麗にすることができます。

わたしの場合、他に使い道もあまりないので高圧洗浄機は購入には至っていません。電源が必要なので取り回しがよくないし、収納にもかさばるので今後も買う予定はありません。

ただし、コンクリートが黒ずむ原因が樹木のヤニが理由のこともあり、その場合にはこの掃除方法は効果がありません。雨の日などにコンクリートのうえを歩いてみて、滑るような感覚があったらコケが理由のことが多いので試してみる価値はありそうです。

黒くなったコンクリートを掃除

黒ずんだコンクリートのたたき

コンクリート部分の掃除に使っているのはベンザルコニウム塩化物。コケに効果があります。塩素をコンクリートにかけてもコケは除去できるのですが、コンクリートが劣化してしまうし、近くに金属部分があると腐食させてしまいますので、やめたほうがいいです。駐車場のたたきの場合には補強のために金属棒をコンクリートの内部に使っている場合もありますし、そもそもアルカリ性のコンクリートに酸性の塩素をかけてよいわけがありません。一方、ベンザルコニウム塩化物は効き目も穏やかで室内でも使えます。

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ベンザルコニウム塩化物

コンクリートの黒ずみを簡単に除去

コンクリート部分にベンザルコニウム塩化物を水で200倍に薄めて塗布します。200倍の目安は2Lにペットボトルのキャップ2杯くらいでしょうか。キャップ一杯ですくった容量が5CCと覚えておくと便利。ただし、表面張力がはたらくくらいにキャップにあふれるほど入れた場合ではなく軽くすくった時の容量です。

さてベンザルコニウム塩化物を水で薄めた液を噴霧器を使ってまきます。噴霧器は畑や掃除など色々使えて良いです。範囲が狭かったら手で吹き付けるスプレーでも良いけれど、広い場合には大変です。

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ベンザルコニウム塩化物はその効力はあまり強くないので、塗布後も直後はあまり変化はありません。数日経って効果が出ますので、しばらく待ってみます。晴れの日が続くことが予想される日に掃除したほうがよいかもしれません。

数日経ったコンクリートがこちらです。写真の奥の方に落ち葉が映り込んでしまっていますが、コンクリート部分の黒ずみは奇麗になっています。

コンクリートの黒ずみを除去
コンクリートの黒ずみを除去

ベンザルコニウム塩化物とは

「逆性石鹸」とも呼ばれるベンザルコニウム塩化物について調べてみました。噛みそうな名前ですが、便利なのに世間にあまり知られていないのは、覚えにくいその名前がその理由のひとつではないかとも思っています。

ベンザルコニウム塩化物液の特性

「逆石鹸」は汚くなるのかと思いがちですが間違いで「消毒剤」として広く使われます。コンクリートの洗浄剤にも含まれている成分です。

  • コンクリートの掃除
  • 冷蔵庫の掃除
  • 洗濯物の除菌・柔軟
  • 食器類の除菌
  • お風呂などのカビ掃除

通常、塩素を使いたくなるような箇所で使うことが多いです、塩素より匂いも少なく刺激も少なくて便利ですが、特性を知って使わないと効果は得られません。また、他にも柔軟剤や除菌剤として幅広く使用できるので、家に常備しておくと便利な薬剤のひとつです。

さて、一般的に菌を洗い落とす石鹸や中性洗剤や除菌剤はマイナスの電気を持っており、タンパク質のプラスの電気にマイナスの電気がくっついて汚れを落とします。これに対してベンザルコニウム塩化物液とも呼ばれる逆性石鹸は、菌を殺すことができる殺菌剤で菌の殺し方が異なります。また、ベンザルコニウム塩化物液は、プラスの電気を持っていますので一般的に、マイナスの電気をもっている菌に作用してくれます。消毒用としても広く用いられ、洗濯や掃除に幅広く使われており、洗濯では柔軟剤の役割も。コンタクトレンズの防腐剤にも使われています。

ただし注意しなければいけないのが、ウィルスには効かないということ。インフルエンザ対策などには効果が期待できません。あとは、石鹸と逆性石鹸を一緒に使用すると双方の効果を薄めてしまうので、両方使用する場合「石鹸→逆性石鹸」の順序で、「取り除く→殺菌」手順で使用します。

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