雑木の庭での冬作業あれこれ

雑木の庭の冬作業剪定・手入れ

冬は庭作業のしやすい季節

夏から秋にかけて雑木の庭の茂みには、スズメバチやヘビなど危険な生き物が潜んでいます。うっかり踏み入れた茂みにそういった危険な生き物がいる可能性があるので、夏から秋にかけて茂みに入るような庭仕事はしないようにしています。気候的にも暑い時期で蚊も多いので作業に適しているとも言えませんしね。

落葉樹の剪定をおこなうのは冬

落葉樹は葉が落ちて休眠時期にはいる冬が剪定時期です。からみあった枝がなくなるようなるべく太い枝を選んで剪定すると綺麗に整います。

大きな幹の樹木を株立ちにしたい場合にもこの時期に行います。一本の幹から株立ちにするには、幹を地面近くでバッサリ切れば良いだけです。樹勢が弱っている場合には枯れてしまうこともありますが、通常切った切断面から多くの枝が伸びて数年後には株立ち状になることでしょう。

常緑樹の伐採は目隠しバランスを見ることができる冬が最適

また、樫の木など常緑樹の枝を整える「剪定時期」は春先で5月くらいが通常なのですがバランスを見ながらおこなう「伐採時期」は落葉樹の葉が落ちた冬が最適です。

なぜなら、落葉樹がなくても最低限は常緑樹で目隠しできるようバランスを見るためです。常緑樹の剪定は春ですが樹木をなくしてしまう「伐採」は、いつでもいいはずです。

伐切した株をそのままにしておくと切株から何本もの枝が伸びて株立ちになってしまうので株立ちになるのを止めておきます。この作業は非常に有効で、翌年の作業がぐっと減りました。この処理については以下の記事で詳しく書いています。

冬の葉は常緑樹のみなので、落葉樹が葉を落としている時期でも目隠しになってくれるようあまり冬の景色も寂しくならないよう気を配って作業することができます。人の手が入った林は放っておくと常緑樹ばかりになり暗くなってしまいます。ですから落葉樹より常緑樹を積極的に伐採をするようにしています。

伐採ゴミを細かくする

伐採した樹木は大きいままでは捨てられません。ゴミ収集車も持っていってくれませんし、焼却所に持っていっても受け取ってくれません。小さく切り刻む必要があるのです。切り刻む大きさは自治体によって異なるので確認してみてください。

実際のところ、この伐採した枝葉を細かくする作業がいちばん大変です。伐採した枝葉を細かく砕いて土の上に撒けるガーデンシュレッダーがあったら便利なんだろうなと思わずにはいられません。

冬の作業では土作り

冬は植物が少なくなるので土作りには最適です。冬の土作りに関しては別記事で分けて書いていますので、下記をご覧ください。特に畑ではこの作業がとても重要だと感じています。

また、冬は虫がわきにくいので、米糠や堆肥を庭木に肥料として与えてあげるにも向いています。もしもこの作業を夏におこなうと、虫がわいてしまいますので気を付けてください。

まとめ

冬には、色どりが少なく寂しい雑木の庭でも一年を通じてこの時期にしかできない作業が多くあります。わたしは正月にぐうたらした後には庭仕事に精を出してぐうたらをキャンセルしたつもりになっています。何もせず屋外にいると寒くて凍えてしまいますが、動いていると案外寒く感じないものです。あなたも正月のぐうたらをキャンセルしてみてはどうですか。

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