センリョウとマンリョウのちがいと覚え方

樹木

雑木の庭に自生する小さな常緑

センリョウやマンリョウは植えたわけでもないのに、雑木の庭に勝手に生えてきます。小さくて邪魔にもならないし、冬に付く赤い実がかわいらしいので伐採することなく残しています。縁起の良い樹木なのでお正月の飾りにぴったりです。センリョウとマンリョウは見た目が似ていて紛らわしいので、改めて比べてみることにしました。

盆栽のようなマンリョウ

マンリョウは冬には葉っぱの下にたくさん実がつきます。色が不足する季節に赤い実が目立ちます。雑木の庭では勝手に生えてきますが、高さが50センチにも満たないので邪魔にもならず放置しています。

ちっさな盆栽のような堂々たるたたずまい。このひとつの樹木で和の世界観が完結してしまっています。

冬のマンリョウの実

目立たないけど、夏には白い花を付けます。花びらが反りかえった可愛らしい花ですがよくよく見ないと目立ちません。

夏のマンリョウの花

クリスマスツリーのようなセンリョウ

これは葉っぱの上に実がついているからセンリョウ。はやり冬に赤い実をつけます。センリョウはマンリョウより少し高めですが1mは超えないです。

センリョウは赤い実が葉の下にぶら下がって付いていましたが、センリョウは赤い実が葉の近くに付きます。樹高もマンリョウより少し高くクリスマスツリーのような印象ですし、赤い実もクリスマスツリーの飾りのような付き方です。

冬のセンリョウの実

センリョウも夏にマンリョウと似たような白い花を咲かせます。こちらもマンリョウと同じくあまり目立たないです。

夏のセンリョウの花

マンリョウはヤブコウジ科でセンリョウはセンリョウ科なんだそう。姿がそっくりだから兄弟みたいな名前をつけられてしまっていますが、実は全くの別物。原材料が異なるけど見た目がそっくりな、マロニーと春雨みたいところでしょうか。

他にジュウリョウっていうのもいるらしいですが、なぜかヒャクリョウはないようです。センリョウもマンリョウも雑木の庭の日陰にいつの間にか自生してます。小さく邪魔にもならないので、伐採も手入れもしたことはありません。

マンリョウとセンリョウの覚え方

マンリョウが盆栽のたたずまいで和風、センリョウがクリスマスツリーのたたずまいで洋風だと覚えると覚えやすいです。

盆栽(マンリョウ)のほうがセンリョウ(クリスマスツリー)より背丈が高い、と覚えれば、背丈や実の付く様子まで一緒に覚えることができます。

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