葉に突き刺さると悶絶するアツバキミガヨラン

葉に突き刺さると悶絶するアツバキミガヨラン樹木

トゲトゲから切り立つ豪快な花

印象的な見た目に反して雅な名前がとにかくややこしくてなかなか覚えられなかった、アツバキミガヨラン。トゲトゲの葉の塊から伸びた枝に付く白い鈴なりの花は豪快で見ごたえがあります。

アツバキミガヨランという名前の通りとても厚い葉です、それに神事で巫女さんや神主さんがシャンシャンと振る、巫女鈴?神楽鈴 ?ような雰囲気があるので和の趣(キミガヨ)ととらえられたのかもしれません。

アツバキミガヨラン

草か樹木かもよくわからなかったので調べたところ、一応樹木らしいです。(樹木と草の区別もよくわからないところもありますが)樹木ということは、「ラン」と付くけど、ランでもないということでややこしい植物です。

成長は穏やかというか、成長しているかどうかもよくわからない。毎年花を付けるわけでもなく、春か秋に時々思いついたように花を付けたり、葉を落としたりしているので生きていることを再確認しています。

下の写真にあるように、鋭くて厚い葉っぱが突き刺さるとすこぶる痛くて悶絶してしまいますので、手入れもなかなか難しい。周囲の手入れすら躊躇してしまうほど。鋭いアロエのような葉だといえば想像しやすいでしょうか。

アツバキミガヨラン

雑木の庭には大きな株が5株ほど自生しているので、減らしても良いかもとも思うのですが、葉の鋭さゆえに撤去する勇気がありません。

葉は50センチくらいまでにしかなりませんが、その中心から伸びる花は2メートルほどに成長した茎にたくさん付くので目立ちます。

雑木の庭の周りではよく自生しているのを見かけます。生命力が驚くほど強くその鋭い葉で外敵につぶされる心配もないため、増えすぎると在来種に影響を及ぼしてしまうそう。

アツバキミガヨランとは;特徴、育て方、注意点

リュウゼツラン科 ユッカ属 の常緑樹です。キミガヨと付きますが、北アメリカの砂漠地帯の原産。

分厚く先が尖った葉は非常に鋭く、触れると痛いです。剪定しようにも痛そうなので触れていませんが、葉の先をカットする几帳面な方もいます。

花は年に2回、春と秋につける時期がありますが、花をつけない年もあり、気ままな樹木?です。手間もかからないので庭のアクセントとして良いのではないかなと思います。花が非常に豪華で素晴らしいのですが、切り花にするとすぐ枯れてしまいます。

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