強い日差しでも丈夫に育つ上品なクチベニシラン

強い日差しでも丈夫に育つ上品なクチベニシラン草花

日向で咲く上品な花

日向で咲く花の多くは豪華すぎたり少しケバケバしかったりして自然な雰囲気の雑木の庭には合わないことが多い中、クチベニシランは日向でも育つ上品な雰囲気の花です。クチベニシランは花の中心下部のクチバシ形状に似た形状(唇弁)の一部がグラデーションで赤っぽく染まることからこう呼ばれます。唇弁には波打つ5列のヒダがあり、繊細な印象です。

4月上旬に桜が咲くころに白っぽい色の花で咲き始め、日を追うごとに少しづつ中心下部が赤く染まってきています。咲き始めは白っぽく、徐々に赤味を帯びるようです。ランを象徴するような花の形でとても可愛らしいですが、落ち着いた色合いです。他の多くのラン科の植物は手間がかかったり栽培が難しい種類もありますが、クチベニシランはとても栽培が簡単で剛健な植物です。

4月上旬のクチベニシラン
4月上旬のクチベニシラン
4月中旬のクチベニシラン
4月中旬のクチベニシラン
5月上旬のクチベニシラン
5月上旬のクチベニシラン

直射日光の強い場所でも増えて広がっています

クチベニシランは、雑木の庭の中でも特に直射日光が厳しく乾燥しやすいところに植わっているにも関わらず、どんどん増えてくれています。夏の直射日光で心配にもなりますが、最初は3株くらいだったのが、今ではこの通り大きな株になり、たくさんの花をつけています。

 クチベニシラン
クチベニシラン

クチベニシランとは;特徴、育て方、注意点

ラン科 シラン属の多年草。背丈は30センチほどで3-4センチの大きさの花を咲かせます。夏には枯れ始め、冬になると地上部はすっかり枯れてしまうので、根元から切り取りますが、春になると勢いよく葉を伸ばします。非常に丈夫なため手間もかからず、枯れることもないたくましい植物です。

8月中旬のクチベニシラン
8月中旬のクチベニシラン

野生種は準絶滅危惧種になっていますが、種やバルブで増えやすいです。シランという紅色単色の花を付ける種類もあります。手間もかからず、丈夫で花も綺麗なのでで本当におススメです。

雑木の庭へのおすすめ 5

[5]雑木の庭向き⇔[0]雑木の庭不向き

タイトルとURLをコピーしました