手間のかからない常緑の庭木
冬になると葉の光沢が綺麗で目立つ、トベラ。少し南国リゾート風なエキゾチックな雰囲気がありますが、和風の庭にポイントで置くと素敵だと思います。庭のここそこに自生しており、こんなことろにもいたのかと驚かされます。
葉には厚みがあり、他の常緑樹ほどには茂らず成長も穏やかなことからとても扱いやすい常緑です。わたしは植木屋で見かけたことはないので、あまり知られていない樹木だと思いますが、もっと重宝されてもよいと思います。
艶がありすぎて、なんだかおもちゃみたいな光沢のある輪状の葉を付けます。樹形もせいぜい3-5メートルくらいまでであまり高くはなりません。
トベラの花
普段は地味なトベラの木ですが、5月になると枝いっぱいに白い花をつけて豪快な姿を見せてくれます。陽当たりのよいところの方が花付きは良いようです。花はサクラに似ているかな。深い緑の葉の中に咲く白い花はとても見栄えがします。
トベラの花の芳香は独特らしいのですが、雑木の庭にあるトベラは勾配のある斜面のうえにあり高いところに咲いているので嗅いだことはありませんし、近くを通っても気づいたことはありません。低い位置に咲いたら一度嗅いでみたいものです。
トベラとは;特徴、育て方、注意点
トベラ科 トベラ属 の常緑樹。厚みのある艶やかな葉は反っており、少し丸みがあります。成長は穏やかで、剪定はあまりしたことがありません。とても丈夫です。5月に香りのある小さな花をつけます。漢字で書くと「扉」なのだそうですが、どうして訛ってしまったのでしょうか。
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