庭の片隅で、花も綺麗で実も美味しいブルーベリーを栽培

樹木

ブルーベリーは果樹だけど庭木としても良い樹木

実を楽しむ果樹はどうしても樹木としての見た目に目をつぶることが多いのですが、ブルーベリーは例え実が成らなくても庭木としてしなやかでごぶりな樹形や可憐な花など魅力が多い樹木。さらに美味しく実までつけてくれるなんてうれしい限り。

ブルーベリーの品種を選ぶ

ブルーベリーにはラビットアイ系やハイブッシュ系などの大きな分類があります。夏が暑い地域にはラビットアイ系、冬の寒さが厳しい地域にはハイブッシュ系というように 地域によって育てられる分類が分かれています。雑木の庭は夏に暑さが厳しい地域にありますので、ラビットアイ系のブルーベリーを選びました。さらに、ラビットアイ系のなかでも多くの種類がありますが、選んだのは「コロンバス」と「パウダーブルー」。「コロンバス」の大きな果実は甘くて食べ応えがあるので果実を期待して植えています。やはり、大粒で美味しいです。

一方、ブルーベリーは一種類では実が成らないので、実を食したい場合にはもう一種類植える必要があります。 「パウダーブルー」は樹形の広がりがおとなしいので 果実を食すだけでなく「コロンバス」の結実種(実を成らせるための樹木)として植えています。あまり樹形の広がらない「パウダーブルー」のおかげでブルーベリーを育てる場所が大きくなりすぎないので良い種類を選んだと思っています。もちろん「コロンバス」よりはこぶりながら 「パウダーブルー」 の実もとても美味しいです。

ブルーベリーの花

5月には、ドウダンツツジのようなかわいらしい花を咲かせています。秋には紅葉もきれいです。樹形のまとまりもよく高さは1.5メートル程度にしかなりませんし、剪定は大きく伸びた枝を根元から切る程度で手間もあまりかかりません。たとえ果実が採れなくても樹木として良い木ではないでしょうか。

コロンバス
パウダーブルー

ブルーベリーの収穫

8月になると紫色に色づいて、収穫できます。傷みやすいブルーベリーですが、自宅で育てると取れたての状態で食べることができます。

コロンバスの実

左の白い箇所にあるのがパウダーブルー、右の赤い箇所にあるのがコロンバス。大きさの違いがわかります。

ブルーベリーの大きさの違い
ブルーベリーの収穫

ブルーベリーとは;特徴、育て方、注意点

ツツジ科 スノキ属の落葉樹で樹高は1メートルほど。半常緑とも言われていますが、雑木の庭では冬にはすっかり葉を落としています。地際から細い枝が伸びて広がる樹形なので、強く伸びた勢いのある枝を根元で切って剪定します。植え込み時にブルーベリー用の土を利用しましたが、その後は特別な管理はしなくても元気に育っています。冬には米糠と油粕を施しています。

雑木の庭へのおすすめ 4

[5]雑木の庭向き⇔[0]雑木の庭不向き