四季を通して上品なシロヤマブキ

樹木

雑木の庭で上品な雰囲気を醸す清楚なシロヤマブキの花

4月になると、雑木の庭ではシロヤマブキの花が咲きだします。透けるように薄くて白い4枚の花びらはとても品があります。4月の下旬か5月の上旬まで2センチから3センチほどの小さくかわいい花が見られます。

シロヤマブキは半日陰を好み乾燥や西日が苦手らしいのでそういった場所は避けて植えるようにと書いているものも多いのですが、雑木の庭では西日のあたる乾燥したところに植えているにも関わらず元気で花付きもよいです。

他の庭のシロヤマブキを見ても、陽当たりが極端に悪いところに植わっているシロヤマブキは花付きがよくないので、ある程度日が当たったほうがよいのではと思います。

シロヤマブキの花

シロヤマブキは樹高が1メートルにも満たないくらい小さいので、樹木には見えないかもしれませんが、これでも立派な樹木らしいです。ですが、そもそも草と木の違いは本質的には無いようですし、小さくて扱いやすい植物、っていうことでいいかもしれません。

草と木の違いは、樹皮が形成されるかどうかということらしいですが、竹のようにその樹皮が緑色だったりすると線引きが難しいようです。

シロヤマブキの葉

枝を中心にして左右対照的に葉が付きます。5センチから8センチほどの小さな葉には特徴的な深いしわがあってまたそのしわ間に小さなこじわもあります。しわだらけで上品なんて素敵、わたしもそういうおばあさんを目指したい。

シロヤマブキの葉

冬のシロヤマブキ

落葉樹であるシロヤマブキは冬には葉を落としていますが、黒くて艶やかな8ミリ程度の楕円形の実を枝にたくさん付けた様子は、とてもかわいらしいです。

シロヤマブキの種,

種は翌春まで枝についたままなので、新芽が出るころに採取して種まきします。黒い皮を取り除いた状態で土にまきます。何度か種まきしましたが、発芽率は悪くないように記憶しています。

挿し木はしたことはありませんが、発芽率も悪くないうえに、種も大量にできるので、種まきで増やすのがおすすめです。

シロヤマブキとは;特徴、育て方、注意点

バラ科 シロヤマブキ属 の落葉樹。株立ち状に育ち、春に白い花を咲かせます。樹高は1メートルほどで、樹勢も強くないので手間もかからず、庭木には向いていると思います。ヤマブキと名前にありますが、黄色の花がつくヤマブキとは縁もゆかりもないようです。

剪定は勢いよく伸びた太めの枝を冬に根元から切って管理します。病気にもかかりにくく、あまり手間のかからない樹木です。

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